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【現場と親の両方から】療育では何をする?内容と1日の流れ

療育では何をするかを紹介するアイキャッチ画像。りんごの絵カードを見せる先生と、楽しそうに見る子どもたちのイラスト 自閉症の育児

「療育を勧められたけれど、実際にはどんなことをするの?」と気になっていませんか。

療育という言葉は聞いたことがあっても、施設の中でどんなふうに過ごしているのかは、通ってみるまで分かりにくいものです。

こんなお悩みありませんか
  • 療育の中身が分からない不安
  • 1日の過ごし方のイメージのなさ
  • 遊んでいるだけに見えることへの疑問
  • 通って本当に変わるのかという心配

私は療育施設で働きながら、自閉症の息子を療育に通わせていますが、療育は「遊びの中で、生活に必要な力を育てる場所」だと感じています。

悩めるママ
悩めるママ

療育って、特別な訓練をするイメージがあって少し身構えちゃいます…。

わちゃこ
わちゃこ

実は遊びが中心なんですよ。働く側と通わせる親の両方の目線でお伝えしますね。

この記事では、療育の1日の流れや活動の内容、通って変わったことを、現場と親の両方の視点から紹介します。

療育の基本と目的

療育の基本と目的のバナー画像。遊びの中で生活の力を育てる

療育とは、発達に特性や遅れのある子どもが、その子らしく生活していくための力を育てる支援のことです。

机に向かって勉強するイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実際の療育は、遊びや生活の中で楽しく取り組むものが中心です。

ここでは、まず療育の目的と、療育で育てたい力、未就学児と小学生以上で利用するサービスの違いについて、基本から分かりやすく紹介していきます。

療育の意味と目的

療育は、もともと「治療」と「教育」を合わせた言葉で、今では発達支援とも呼ばれています。

苦手なことを無理に克服させるのではなく、子どもが毎日の生活を送りやすくなるように、一人ひとりに合わせて支えていくことが目的です。

  • 生活に必要な力を育てる支援
  • 一人ひとりの特性に合わせた関わり
  • 子どもの「できた」を増やす経験

療育先では、子どもごとに目標を立てた個別支援計画をもとに、日々の支援を行っています。

療育は、子どもを「変える」ためではなく「生きやすくする」ためのものだと私は考えています。

遊びを通して育てる力

療育では、遊びの中で、体の使い方や手先の器用さ、人との関わり方など、さまざまな力を育てていきます。

国のガイドラインでも、健康・生活、運動・感覚、認知・行動、言語・コミュニケーション、人間関係・社会性の5つの領域を意識した支援が大切にされているのです。

  • 健康・生活
  • 運動・感覚
  • 認知・行動
  • 言語・コミュニケーション
  • 人間関係・社会性

一見ただ遊んでいるように見えても、一つひとつの活動にはねらいがあります。

楽しい遊びの中だからこそ、子どもは自然と力を伸ばしていけるのです。

児童発達支援と放課後等デイサービス

療育には、未就学の子どもが通う児童発達支援と、小学生以上の子どもが通う放課後等デイサービスがあります。

施設によっては、児童発達支援と放課後等デイサービスの両方を行っているところもあります。

  • 未就学児が通う児童発達支援
  • 小学生以上が通う放課後等デイサービス
  • 両方を行う施設

どちらを利用する場合も、市区町村が発行する受給者証が必要です。

受給者証の取り方は、次の記事でくわしく紹介しています。

【手帳がなくても療育は使える】受給者証の取り方と療育手帳の違い
療育手帳がなくても療育は使えます。受給者証の取り方と療育手帳の違いを、療育施設で働く自閉症児の母が紹介。申請の流れや必要書類、費用の目安、診断から約2か月半で療育を始めたわが家の体験と、相談支援事業所を先に探すメリットまでまとめました。

子どもの年齢によって、利用するサービスの名前が変わると覚えておくと分かりやすいでしょう。

療育の1日の流れ

療育の1日の流れのバナー画像。決まった流れで見通しを持つ

ここからは、私が働いている療育施設を例に、療育の1日の流れを紹介します。

施設によって細かな流れは違いますが、毎回決まった流れで過ごすことで、子どもが見通しを持ちやすくなるよう工夫されていることが多いです。

療育の1日の流れの例をまとめた図。お迎え、準備、課題と自由時間、始まりの会、活動、終わりの会

未就学の子どもが利用する児童発達支援と、小学生以上の子どもが利用する放課後等デイサービスで少しずつ違う部分もあるので、それぞれの過ごし方もあわせてお伝えします。

送迎車でのお迎えと来所後の準備

私が働いている施設では、送迎車で子どもたちをお迎えに行くところから1日が始まります。

施設に着いたら、まずは荷物を置いて、手洗いやトイレを済ませるのです。

  • 送迎車でのお迎え
  • 荷物の片付け
  • 手洗いとトイレ

毎回同じ順番で準備をすることで、子どもたちも次に何をするのかが分かり、落ち着いて過ごしやすくなります。

決まった手順をくり返すことも、生活の力を育てる大切な練習です。

机上課題や宿題と自由時間

準備が終わったら、児童発達支援の子どもは机上課題、放課後等デイサービスの子どもは学校の宿題に取り組みます。

やることが終わったら、活動が始まるまでは自由時間として好きな遊びを楽しみます。

  • 児童発達支援の机上課題
  • 放課後等デイサービスの宿題
  • 好きな遊びを楽しむ自由時間

机上課題では、パズルや型はめ、ひも通しなど、手先や認知の力を使う課題に取り組むことが多いです。

やることを終えてから好きなことをする流れは、切り替えの練習にもなっています。

始まりの会から活動へ

みんながそろったら、始まりの会をしてから、その日のメインの活動に移ります。

始まりの会では、あいさつをしたり、今日の活動の内容を伝えたりして、子どもたちが見通しを持てるようにしているのです。

  • みんなでのあいさつ
  • 今日の活動の説明
  • 活動への気持ちの切り替え

活動の前に内容を伝えておくと、初めての活動でも安心して参加しやすくなります。

始まりの会は、活動への気持ちを整える大切な時間です。

おやつと終わりの会

放課後等デイサービスの子どもは、活動のあとにおやつを食べ、時間があれば自由時間を過ごします。

最後に終わりの会で1日を振り返り、送迎車で家まで送り届けて療育は終わりです。

  • 放課後等デイサービスのおやつ
  • 時間があるときの自由時間
  • 終わりの会での振り返り
  • 送迎車でのお見送り

終わりの会で「今日はこれができたね」と振り返ることで、子どもたちの自信にもつながります。

1日の終わりを決まった形で締めくくると、子どもも気持ちよく帰ることができます。

療育でよくある活動

療育でよくある活動のバナー画像。楽しい活動にねらいがある

療育の活動は、施設や子どもの年齢によってさまざまですが、私の働く施設では制作やサーキット運動などが多いです。

どの活動も楽しく取り組みながら、体や手先、人との関わり方などの力を育てることを目的にしています。

療育の活動と育てたい力をまとめた図。制作、サーキット、手押し相撲、カルタ、外出

ここでは、療育でよく行われる活動と、それぞれの活動でどんな力を育てているのかを、現場で働く立場から具体的に紹介します。

療育の現場や家庭で子どもたちに人気のおもちゃは、次の記事でまとめました。

【現場と家庭で人気】発達障害の子が夢中になるおすすめおもちゃ
発達障害の子が夢中になるおすすめのおもちゃを、療育施設で働く自閉症児の母が紹介。5歳の息子が家で夢中のマグネットブロックやレゴデュプロ、療育の現場で人気のおもちゃ、合わなかったおもちゃの体験談や選び方のコツまでまとめました。

手先と集中力を使う制作

制作は、紙を切ったり貼ったり、絵の具で色をぬったりして作品を作る活動です。

はさみやのりを使うことで手先の器用さを育て、最後まで作りきることで集中力も育てられるのです。

  • はさみで切る作業
  • のりで貼る作業
  • 色をぬる作業

完成した作品を持ち帰ると、家族にほめてもらえる喜びも味わえます。

「自分で作れた」という達成感が、子どもの自信につながっていきます。

体の使い方を育てるサーキット

サーキットは、平均台やトランポリン、トンネルなど、いくつかの運動を順番に回っていく活動です。

バランスを取ったり、跳んだり、くぐったりと、全身を使うことで体の使い方を育てられるのが特徴です。

  • 平均台でのバランス
  • トランポリンでのジャンプ
  • トンネルくぐり
  • 順番を待つ練習

順番を守ったり、友だちを待ったりすることで、集団のルールも自然と身についていきます。

家でできる体を使う遊びは、次の記事でも紹介しています。

【前庭覚・固有覚を育てる】家庭でできる感覚遊びのアイデア集
前庭覚と固有覚を育てる家庭でできる感覚遊びを、療育施設で働く自閉症児の母が紹介。マンションでもできるバスタオルそりや粘土、公園の滑り台や縁石歩きなど、わが家で合わなかった遊びもまじえてわかりやすくまとめました。

体を動かす楽しさの中で、ルールを守る力も育つのがサーキットのよいところです。

手押し相撲やカルタなどの遊び

手押し相撲やカルタのように、遊びそのものを楽しむ活動もよく行います。

手押し相撲では力加減やバランスを、カルタでは話をよく聞く力や順番を待つ力を育てられるのです。

  • 手押し相撲での力加減
  • カルタでの聞く力
  • 勝ち負けを受け入れる経験

勝ったり負けたりする経験を通して、悔しい気持ちとの付き合い方も少しずつ学んでいきます。

遊びの中で、友だちとの関わり方を練習できるのも療育の大切な役割です。

公園や買い物などの外出

公園に出かけたり、長期休みには工場見学や買い物に行ったりすることもあるのです。

施設の外に出ることで、交通ルールやお店でのふるまいなど、実際の生活で必要な力を経験の中で学べます。

  • 公園での外遊び
  • 長期休みの工場見学
  • お店での買い物の練習

普段と違う場所に行く日は、事前に予定を伝えて、見通しを持てるようにしているのがポイントです。

外出は、療育で身につけた力を実際の生活で試す機会になります。

職員として意識していること

職員として意識していることのバナー画像。できたらすぐにほめる

療育の現場で働く中で、私が子どもたちと関わるときに意識していることがいくつかあります。

どれも特別なことではありませんが、一人ひとりの様子をよく見て、その子に合った関わり方を探すことを大切にしています。

ここでは、職員として日々意識していることを4つ紹介しますので、家庭で子どもと関わるときのヒントとしても、ぜひ参考にしてみてください。

できたらすぐほめる声かけ

子どもができたときは、すぐにほめることを意識しています。

時間がたってからほめるより、その場ですぐにほめたほうが、子どもは何がよかったのかを理解しやすいからです。

  • その場ですぐにほめる声かけ
  • 具体的な行動を言葉にしたほめ方
  • 小さな「できた」への注目

「できたね」「上手に待てたね」と、できたことを言葉にして伝えるようにしています。

すぐにほめることで、子どもの「またやってみよう」が育つと感じています。

苦手そうなことの確認

活動の中で、子どもが苦手そうにしていることはないかを確認するようにしています。

苦手なことに早めに気づければ、活動の内容や関わり方を工夫することができるからです。

  • 参加をためらう様子
  • 途中で手が止まる場面
  • 嫌がるそぶりや表情

苦手そうなことは、無理にさせるのではなく、できそうな形に変えて取り組めるようにしています。

苦手さに早く気づくことが、子どもに合った支援の第一歩です。

得意なことや好きなことの観察

苦手なことだけでなく、その子が得意なことや好きなことも観察するようにしています。

得意なことや好きなことを、苦手なことに向き合う課題に取り入れると、子どもが前向きに取り組みやすくなるからです。

  • 夢中になっている遊び
  • 好きなキャラクターや乗り物
  • 得意な動きや課題

たとえば、好きなものを課題の中に登場させるなど、「好き」をきっかけに苦手なことに誘ってみることがあります。

「好き」や「得意」は、苦手なことに向き合うための大きな味方です。

困りごとにつながりそうな動きの観察

今は大きな問題になっていなくても、将来困りごとにつながりそうな動きがないかも見ています。

体の使い方のぎこちなさや、友だちとの関わり方のくせなどは、早めに気づくことで支援につなげやすくなるのです。

  • 体の使い方のぎこちなさ
  • 友だちとの距離感
  • 気持ちの切り替えの様子

気になる様子は、職員同士で共有したり、保護者にお伝えしたりしています。

小さなサインを見逃さないことも、療育の現場の大切な役割です。

保護者との関わり方

保護者との関わり方のバナー画像。家庭と療育先で一緒に支える

療育は、子どもだけでなく保護者と一緒に進めていくものです。

施設での様子を伝えたり、家での様子を教えてもらったりと、保護者とのやりとりを通して、家庭と療育先が同じ方向を向いて子どもを支えることが大切です。

ここでは、私の働く施設で行っている保護者との関わり方を、面談や連絡帳、送迎のときのやりとりの3つに分けて、具体的に紹介します。

面談と個別支援計画の説明

保護者とは定期的に面談を行い、子どもの様子や家庭での困りごとを話し合うのが基本です。

個別支援計画の説明も面談の中で行い、私の職場では主に児童発達支援管理責任者が担当しています。

  • 定期的な面談
  • 個別支援計画の説明
  • 家庭での困りごとの相談

個別支援計画には、子どもの目標や、その目標に向けた支援の内容が書かれているのです。

計画の内容で分からないことは、遠慮せずに質問してほしいと思っています。

連絡帳アプリでの様子の共有

私の職場では、連絡帳アプリを使って、その日の療育での様子を保護者に伝えています。

アプリなら写真を添えたり、保護者からの返信を受け取ったりしやすいので、やりとりがスムーズです。

  • その日の活動の内容
  • 子どもががんばったこと
  • 気になった様子の共有

連絡帳に書かれた様子を見て、家で話題にしてくださる保護者の方も多いです。

連絡帳は、療育先と家庭をつなぐ大切な窓口になっています。

送迎時の情報交換

送迎のときには、その日の様子を直接お伝えするようにしています。

反対に、家や学校での様子を聞き取ることもあり、短い時間でも大切な情報交換の場になっているのです。

  • 療育での様子のお伝え
  • 家や学校での様子の聞き取り
  • 気になることの共有

直接話すことで、連絡帳だけでは伝わりにくい細かなニュアンスも共有できます。

送迎のちょっとした会話が、支援のヒントにつながることも少なくありません。

わが家の息子の療育

わが家の息子の療育のバナー画像。個別と集団の2か所に通う

ここからは、親として息子を療育に通わせている立場から、わが家の息子の療育の様子をお伝えしたいと思います。

息子は今、個別療育が中心の施設と、集団療育が中心の施設の2か所を併用しながら、それぞれの施設で違う経験を積んでいます。

働く側として見ている療育と、親として通わせている療育の両方を知っているからこそ感じることも、あわせて正直にお話しできればうれしいです。

個別中心と集団中心の2か所の併用

息子が通っている療育先の1か所は個別療育が中心、もう1か所は集団療育が中心の施設です。

個別療育では息子の苦手な部分にじっくり取り組み、集団療育では友だちと関わる経験を積めているのです。

  • 苦手な部分にじっくり取り組む個別療育
  • 友だちと関わる経験を積む集団療育
  • 2か所の併用によるバランス

療育先の選び方や併用については、次の記事でくわしく紹介しています。

【療育施設で働く母が解説】児童発達支援の選び方と見学のコツ
児童発達支援の選び方を、療育施設で働きながら自閉症の息子を2か所に通わせる母が解説。施設の種類や選び方のポイント、見学で見るべきこと、受給者証の申請など利用開始までの流れを、働く側と親の両方の目線でまとめました。

個別と集団を組み合わせることで、育てられる力の幅が広がると感じています。

目に見えて楽しそうな体を動かす活動

息子は体を動かす活動のときに、目に見えて楽しそうにしています。

もともと体を動かすことが好きなので、サーキットや体を使った遊びには、自分から進んで取り組んでいるようです。

  • サーキットなどの運動
  • 体を使った遊び
  • 楽しそうな表情

好きな活動から療育に慣れていけたことも、通い続けられている理由のひとつだと思います。

子どもが楽しめる活動があることは、療育先を選ぶうえでも大切なポイントです。

座って集中できるパズルやブロック

息子は普段、動き回ったり椅子をガタガタ揺らしたりすることが多いのですが、パズルやブロックを使う課題は着席して集中して取り組んでいます。

好きなことや得意なことには、驚くほど集中できる力を持っているのです。

  • パズルの課題
  • ブロックを使う課題
  • 着席して集中する姿

苦手なことばかりに目が向きがちですが、療育では息子の得意なことにも気づかせてもらえました。

得意なことを知ると、子どもの見え方が変わると感じています。

療育に通って変わったこと

療育に通って変わったことのバナー画像。公園で一人で遊べた

療育に通い始めてから、息子にはいくつかの変化が見られるようになりました。

もちろん成長によるものもあると思いますが、療育で積み重ねてきた経験が、少しずつ生活の中に表れてきていると感じています。

療育に通って変わったことをまとめた図。癇癪の時間が短くなってきた、体の使い方が上手に、公園の遊具で一人で遊べる

ここでは、療育に通って変わったと感じることと、療育先から教えてもらって家でも役立っていることを、親の目線でできるだけ具体的に紹介します。

短くなってきた癇癪の時間

療育に通い始めてから、息子の癇癪の時間が短くなってきたと感じています。

以前は一度癇癪を起こすと長く続いていましたが、今は気持ちを立て直すまでの時間が少しずつ短くなってきました。

  • 癇癪が続く時間の短縮
  • 気持ちを立て直す力
  • 落ち着くまでの見通し

切り替えの練習を積み重ねてきたことが、少しずつ力になっているのかもしれません。

切り替えや癇癪への対応は、次の記事でも紹介しています。

【タイマー・絵・数字】切り替えが苦手な子どもへの対策と伝え方のコツ
切り替えが苦手な子どもへの対策を、療育施設で働く自閉症児の母が紹介。タイマーや絵、数字を使った伝え方、子ども自身に回数や時間を決めてもらう工夫、切り替えの場面で起きる癇癪への対応まで、実体験をまじえてまとめました。

変化はゆっくりでも、積み重ねは必ず力になると信じています。

上手になってきた体の使い方

体の使い方が上手になってきたことも、療育に通って感じる大きな変化です。

サーキットなどで全身を使う経験を重ねるうちに、バランスの取り方や体の動かし方が少しずつ身についてきたように思います。

  • バランスの取り方
  • 全身の動かし方
  • 体を使う遊びへの自信

体の使い方のぎこちなさは、保育園の先生から指摘されたこともある息子の課題のひとつでした。

苦手だったことが、遊びの中で少しずつ伸びていくのを見るのはうれしいものです。

体の使い方や不器用さへの関わり方は、次の記事でくわしくまとめました。

【公園で一人で遊べた】不器用な発達障害の子の体の使い方を育てる工夫
不器用な発達障害の子の体の使い方を育てる工夫を、療育施設で働く自閉症児の母が紹介。鉛筆の持ち方や走り方など5歳の息子の不器用さ、作業療法士への相談、公園遊びや療育の現場での活動、遊具を一人で遊べるようになるまでの変化をまとめました。

一人で遊べるようになった公園の遊具

療育に通う前は、公園の遊具で遊ぶとき、ずっとそばで息子の体を支えていなければいけませんでした。

それが今では一人で遊べるようになり、公園に連れて行くのがだいぶ楽になりました。

悩めるママ
悩めるママ

ずっと支えていなくていいのは、親としても本当に助かりますね!

わちゃこ
わちゃこ

そうなんです。公園でベンチに座って見守れる日が来るなんて、と感動しました。

体の使い方が上手になったことが、毎日の生活の中でも感じられるようになっています。

療育の成果は、日常の小さな場面に表れるのだと実感しました。

家での関わり方のアドバイス

療育先からは、家で息子に合っている遊びや、手作りおもちゃのアイデアを教えてもらうこともあります。

また、今どんなところが課題になっているのか、その課題にどう対策すればいいのかを教えてもらえることもあるのです。

  • 息子に合った家での遊び
  • 手作りおもちゃのアイデア
  • 今の課題とその対策

療育の時間だけでなく、家での関わり方まで一緒に考えてもらえるのは、親にとってとても心強いです。

療育先は、親にとっても頼れる相談相手になってくれます。

療育のよくある質問

療育のよくある質問のバナー画像。療育の疑問にお答えします

ここでは、療育について多くの親が抱きやすい疑問に、療育施設で働く立場と、息子を療育に通わせている親の立場からお答えします。

療育の内容や通い方は施設や自治体によって違うため、気になることは見学や相談のときに直接聞いてみるのがおすすめです。

気になる質問から読み進めて、療育を始めるときや、今の療育を見直すときの参考にしてみてください。

療育にはどのくらいの頻度で通う?

療育に通う頻度は、子どもの様子や家庭の状況、受給者証で決められた利用日数によって変わります。

週に1回から数回通う子どもが多く、子どもの体力や生活リズムに合わせて無理のない頻度を選ぶことが大切です。

わが家のように、2か所の施設を組み合わせて通う方法もあります。

療育中に親は付き添う?

親が付き添うかどうかは施設や療育の形によって違うので、見学のときに確認しておくと安心です。

私の働く施設のように送迎がある施設では子どもだけで過ごすことが多く、親子で一緒に参加する親子通所の施設もあります。

息子が通う施設のうち1か所は、子どもが部屋に入り、親はマジックミラー越しに様子を見守る形で、もう1か所は基本的に付き添いはないものの、希望すれば付き添うこともできます。

療育を嫌がるときはどうする?

子どもが療育を嫌がるときは、まずは何が嫌なのかを考えてみましょう。

活動の内容が合っていない、場所や人に慣れていないなど理由はさまざまなので、療育先の職員に様子を伝えて一緒に考えてもらうのがおすすめです。

好きな活動から少しずつ慣れていくことで、楽しく通えるようになる子どももいます。

療育の効果はいつごろ感じられる?

療育の効果を感じられるまでの期間は、子どもによって大きく違います。

すぐに変化が見える子もいれば、時間をかけて少しずつ変わっていく子もいるので、ほかの子と比べず、その子のペースで見守ることが大切です。

わが家も、癇癪の時間や体の使い方などの変化は、通い続ける中で少しずつ感じられるようになりました。

療育にかかる費用は?

療育の費用は、受給者証を使えば原則1割の負担で、世帯の所得に応じた月ごとの上限額があります。

さらに3歳から5歳までは無償化の対象になりますが、おやつ代などの実費がかかる場合もあるので確認しておきましょう。

費用の詳しい仕組みは、受給者証の記事で紹介しています。

まとめ|遊びの中で育つ療育

療育では何をするかのまとめのバナー画像。りんごの絵カードを見せる先生と、楽しそうに見る子どもたちのイラスト

療育は、遊びや生活の中で、子どもが生活しやすくなるための力を育てる場所です。

制作やサーキット、遊び主体の活動などを通して、体の使い方や手先の器用さ、人との関わり方などを楽しく育てていきます。

この記事のポイント
  • 遊びの中で生活の力を育てる療育
  • 見通しが持てる決まった1日の流れ
  • 活動ごとに育てたい力
  • 保護者と一緒に進める療育
  • 癇癪や体の使い方などの少しずつの変化

療育が気になっている方は、まずは気になる療育先を見学して、実際の様子を見てみることから始めてみませんか。

療育はすぐに結果が出るものではありませんが、通い続けるうちに、子どもの小さな変化にきっと気づけるはずです。

親子にとって安心して通える療育先に出会えることを願っています。

わちゃこ

自閉症の息子の診断をきっかけに、子どもに関わる仕事の経験がないまま療育の世界へ飛び込みました。大学で心理学を専攻していたことで得た児童指導員の資格を活かし、今は療育施設で働きながら息子と娘を育てています。私自身もADHDがあり、親子で発達の特性と向き合う毎日です。療育につながるまでの経験と、療育の現場で学んだことをもとに、同じように悩む親御さんに向けて発信しています。医療の専門家ではないため、診断や治療については医師や専門機関にご相談ください。

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