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【お金をかけずに始める】家庭でできる視覚支援グッズと使い方

家庭でできる視覚支援グッズを紹介するアイキャッチ画像。スタンドに立てたホワイトボードで順番を見せる母親と、指さす男の子のイラスト 自閉症の育児

「視覚支援を始めたいけれど、何をそろえればいいの?」「専用のグッズは高そう」と迷っていませんか。

視覚支援は、高い専用グッズを買わなくても、100均の物や無料のアプリなど、身近な物から始められるものです。

こんなお悩みありませんか
  • そろえる物の分からなさ
  • 専用グッズの値段への不安
  • 買っても使いこなせるかの心配
  • 手作りの手間への迷い

わが家でも、100均のホワイトボードと無料のタイマーアプリを中心に、お金をかけずに視覚支援を続けています。

悩めるママ
悩めるママ

視覚支援って、いろいろそろえないといけないと思っていました…。

わちゃこ
わちゃこ

わが家はほとんど100均と無料アプリなんです。身近な物から気軽に始めてみましょう。

この記事では、療育施設で働く自閉症児の母が、家庭で使っている視覚支援グッズと、職場で使っていて家庭にもあると便利なグッズ、選び方のポイントを紹介します。

視覚支援グッズとは

視覚支援グッズとはのバナー画像。身近な物でも視覚支援になる

視覚支援グッズとは、絵や写真、文字、タイマーなどを使って、子どもに目で見て分かる形で情報を伝えるための道具のことです。

専用の商品もたくさんありますが、身近な物でも工夫しだいで立派な視覚支援グッズになります。

ここでは、視覚支援グッズの役割と、専用グッズがなくても始められる理由、身近な物を視覚支援に使うときのコツについて、わが家と職場での経験をもとに紹介します。

目で見て伝える道具の役割

自閉症の子の中には、耳で聞くより目で見たほうが理解しやすい子が多いといわれています。

視覚支援グッズは、言葉だけでは伝わりにくい「次にすること」や「終わりの時間」を、目に見える形にしてくれる道具です。

  • 次にすることの見える化
  • 終わりの時間の見える化
  • 順番や約束の見える化

目で見て分かると、子どもは見通しを持ちやすくなり、安心して行動できるようになります。

言葉だけで伝えるより、目で見せたほうが伝わることも多いのです。

視覚支援の基本は、次の記事でくわしく紹介しています。

【タイマー・絵・カード】自閉症の子の視覚支援を家庭で取り入れるコツ
自閉症の子の視覚支援を家庭で取り入れるコツを、療育施設で働く自閉症児の母が紹介。タイムタイマーで切り替えられるようになるまでの3か月や、ホワイトボードで順番を見せる工夫、療育の現場で使うお約束カードまで、実体験をまじえてまとめました。

専用グッズがなくても始められる

視覚支援は、専用のグッズがなくても始められます。

わが家でも、100均のホワイトボードに手描きで順番を描いたり、無料のアプリでタイマーを使ったりしているだけです。

  • 100均のホワイトボード
  • 手描きの絵
  • 無料のタイマーアプリ

高い専用グッズをそろえなくても、子どもに伝わればそれで十分だと思っています。

まずは家にある物や手に入りやすい物から試すのがおすすめです。

身近な物を視覚支援に使うコツ

身近な物を視覚支援に使うときは、子どもにとって分かりやすい形で見せることが大切です。

たとえば、ホワイトボードなら絵をシンプルにする、番号をつけて順番を分かりやすくするなどの工夫がおすすめです。

  • シンプルな絵
  • 番号をつけた順番
  • いつも同じ場所での提示

見せる場所やタイミングを毎回そろえると、子どもも「ここを見れば分かる」と覚えやすくなります。

道具そのものより、見せ方の工夫のほうが大切だと感じています。

わが家の視覚支援グッズ

わが家の視覚支援グッズのバナー画像。100均と無料アプリが中心

ここからは、わが家で実際に使っている視覚支援グッズを紹介します。

わが家の視覚支援は、100均のホワイトボードと、タブレットの無料アプリが中心です。

わが家の視覚支援グッズの図。100均のホワイトボード、100均のペンとスタンド、タブレットの無料タイマーアプリ、家庭用プリンター

ホワイトボードとペン、スタンドは100均でそろえたもので、タイマーはタブレットのアプリを使っているので、お金はほとんどかけていませんが、毎日の生活で十分に役立っているので、それぞれの使い方を具体的に紹介します。

100均のホワイトボード

わが家のホワイトボードは、100均で買ったスタンドタイプのものです。

机の上に立てて置けるので、子どもの目線に合わせて見せやすいのが気に入っています。

  • 100均のスタンドタイプ
  • 机の上に立てられる手軽さ
  • 子どもの目線に合わせやすい高さ

切り替えが難しいときは、ホワイトボードに番号をつけて、この後することを順番に描いて見せています。

「今はできない」ではなく「何番目にできる」と伝えられるのが、ホワイトボードのよいところです。

100均のペンとスタンド

ホワイトボード用のペンとスタンドも、100均でそろえました。

スタンドはペン立てとしても使えるので、ペンを探す手間がなく、すぐに描き始められるのです。

  • 100均のホワイトボード用ペン
  • ペン立てを兼ねたスタンド
  • すぐに描ける置き場所

ペンがすぐに見つからないと、伝えたいタイミングを逃してしまうこともあります。

ペンとボードをいつも同じ場所に置いておくと、思い立ったときにすぐ使えます。

タブレットと絵カードタイマー

タイマーは、タブレットで「絵カードタイマー」という無料のアプリを使っています。

次にすることの絵と、残り時間が色で減っていくタイマーを一緒に表示できるので、とても重宝しているのです。

  • 無料の「絵カードタイマー」アプリ
  • 次にすることの絵の表示
  • 色で減っていく残り時間

使っているタブレットは古い機種のiPad miniですが、画面が見やすく、タイマーとして十分に使えています。

手持ちのスマホやタブレットにアプリを入れるだけで、すぐにタイマーの視覚支援を始められます。

家庭用のプリンター

家には、EPSONの家庭用プリンターがあります。

今は視覚支援のカードではなく、点つなぎや迷路などの学習プリントや、トイトレのごほうびシールの台紙を印刷しています。

  • 点つなぎや迷路の学習プリント
  • ごほうびシールの台紙
  • 必要なときのカード作り

絵カードやお約束カードを作りたくなったときも、家で印刷できるので安心です。

家にプリンターが1台あると、手作りの幅がぐっと広がります。

100均でそろえる視覚支援

100均でそろえる視覚支援のバナー画像。手ごろな値段で気軽に試せる

視覚支援をお金をかけずに始めたいなら、100均を活用するのがおすすめです。

わが家のホワイトボードも100均で買ったもので、手ごろな値段でも毎日の視覚支援に十分使えています。

ここでは、わが家が100均で買った物と、100均で手に入る視覚支援に便利な物、100均グッズを使うときに気をつけたいことを紹介するので、これから道具をそろえたい方は参考にしてください。

わが家が100均で買った物

わが家が100均で買ったのは、ホワイトボードとホワイトボード用のペン、スタンドの3つです。

どれも手ごろな値段なので、気軽に試せたのがよかったと思います。

  • スタンドタイプのホワイトボード
  • ホワイトボード用のペン
  • ペン立てを兼ねたスタンド

合わなかったとしても負担が少ないので、まずは試してみようという気持ちで始められました。

失敗しても負担が少ないのが、100均グッズの一番のよさです。

100均で手に入る便利な物

100均には、ほかにも視覚支援に使える物がたくさんそろっています。

たとえば、マグネットシートやカードケース、カードをまとめるリングなどは、カード作りや持ち運びに便利です。

  • マグネットシート
  • カードケース
  • カードをまとめるリング
  • 面ファスナー

カードの裏にマグネットシートを貼れば、ホワイトボードや冷蔵庫に貼って使えます。

組み合わせしだいで、手作りの視覚支援がぐっと使いやすくなります。

100均グッズを使うときの注意点

100均グッズは手ごろな一方で、使い方によっては壊れやすいこともあります。

特にペンは、インクが薄くなると絵が見えにくくなるので、早めに取り替えるようにしましょう。

  • インクの薄くなったペン
  • 消えにくくなったボード
  • 小さな部品の誤飲

小さなマグネットや部品は、子どもが口に入れないよう置き場所に気をつけることも大切です。

こまめに状態を確認して、安全に使うことを心がけましょう。

職場で使っている視覚支援グッズ

職場で使っている視覚支援グッズのバナー画像。家庭にもあると便利な道具

私が働いている療育施設でも、視覚支援はいろいろな場面で使われています。

職場の視覚支援は手作りが中心ですが、タイムタイマーとラミネーターは、家庭にもあると便利だと感じる道具です。

ここでは、職場で使っているタイムタイマーとラミネーター、手作りが中心の職場の視覚支援について紹介するので、家庭でそろえる道具を選ぶときのヒントにしてみてください。

残り時間が見えるタイムタイマー

職場で活躍しているのが、タイムタイマーです。

残り時間が色の面積で表示されるので、時計が読めない子どもでも、あとどれくらいかがひと目で分かります。

  • 色の面積で見える残り時間
  • 時計が読めない子への分かりやすさ
  • 集団でも見やすい大きさ

家ではアプリを使っていますが、専用のタイマーは操作が簡単で、スマホやタブレットを出さなくてもすぐに使えるのがよいところです。

家庭で使うなら、置き場所を取らない小さめのサイズも選べます。

スマホやタブレットを子どもに渡したくない場面では、専用のタイマーがあると便利です。

カードを長持ちさせるラミネーター

職場では、イラストを印刷してラミネートしたカードを、何度も繰り返し使っています。

ラミネートしておくと、汚れや破れに強くなり、長く使えるのです。

  • 汚れや破れへの強さ
  • 繰り返し使える丈夫さ
  • ホワイトボード用ペンで書き込める表面

家にはまだラミネーターはありませんが、カードを作るならあると便利な道具だと感じています。

よく使うカードほど、ラミネートで長持ちさせるのがおすすめです。

手作りが中心の職場の視覚支援

職場の視覚支援は、実は買った物より手作りの物がほとんどです。

たとえば、ホワイトボードにその日にやることを書いたり、公園のお約束をイラストにしたカードを作ったりしているのです。

  • ホワイトボードに書くその日の予定
  • 手作りのお約束カード
  • 子どもに合わせたイラスト

子どもに合わせて作れるのが、手作りの一番のよさだと思います。

買った物と手作りの物を組み合わせると、その子に合った視覚支援を作りやすくなります。

視覚支援グッズの選び方

視覚支援グッズの選び方のバナー画像。その子に合う物を選ぶのがコツ

視覚支援グッズを選ぶときは、値段や見た目だけでなく、子どもに合っているかどうかを考えることが大切です。

その子の理解の仕方や使う場面に合わせて選ぶと、買ったのに使わなかったという失敗を減らせます。

視覚支援グッズの選び方の図。理解の仕方、持ち運び、丈夫さ、予算の4つのポイント

ここでは、子どもの理解に合わせた選び方や、持ち運びやすさ、繰り返し使える丈夫さ、予算に合わせた少しずつのそろえ方について、わが家と職場での経験をもとに紹介します。

子どもの理解に合わせて選ぶ

視覚支援グッズは、子どもがどんな形なら理解しやすいかに合わせて選びましょう。

写真が分かりやすい子もいれば、シンプルな絵や文字のほうが分かりやすい子もいます。

  • 写真
  • シンプルな絵
  • 文字

まずはいくつかの方法を試して、子どもの反応を見てから道具を選ぶのがおすすめです。

子どもの反応を見てから決めると、合わない物を買ってしまう心配が減ります。

持ち運びやすさで選ぶ

お出かけ先でも視覚支援を使いたいなら、持ち運びやすさも大切なポイントです。

小さなカードやスマホのアプリなら、かばんに入れて気軽に持ち歩けるのが魅力です。

  • 小さなカード
  • スマホやタブレットのアプリ
  • かばんに入るサイズ

家で使う物と外で使う物を分けて考えると、選びやすくなります。

家でも外でも同じ見せ方ができると、子どもも混乱しにくくなります。

繰り返し使える丈夫さで選ぶ

毎日使う視覚支援グッズは、繰り返し使える丈夫さも大切です。

紙のカードはすぐに汚れたり破れたりするので、ラミネートしたりケースに入れたりすると長持ちします。

  • 汚れに強い素材
  • 破れにくい加工
  • 書いて消せる表面

子どもが触ったり投げたりしても壊れにくい物を選ぶと安心です。

長く使える物を選ぶことが、結果的に節約にもつながります。

予算に合わせて少しずつそろえる

視覚支援グッズは、最初から全部そろえる必要はありません。

まずは100均の物や無料のアプリで試して、必要だと感じた物から買い足していくのがおすすめです。

お金をかけずに視覚支援グッズをそろえる3ステップの図。手描きの絵、100均と無料アプリ、必要に応じてタイムタイマーやラミネーター

わが家も、今は100均の物と無料のアプリだけで続けています。

必要になったときに、必要な物だけをそろえるくらいの気持ちで大丈夫です。

手作りで始める視覚支援

手作りで始める視覚支援のバナー画像。上手じゃなくて大丈夫

視覚支援は、手作りでも十分に始められます。

職場の視覚支援もほとんどが手作りで、子どもに合わせて作れるのが手作りの一番のよさです。

ここでは、手描きの絵で伝える方法や、印刷してカードを作る方法、写真を使って伝える方法について、それぞれの特徴と取り入れるときのコツを、わが家と職場での経験をもとに紹介するので、気軽に試してみてください。

手描きの絵で十分伝わる

ホワイトボードに描く絵は、上手である必要はまったくありません。

丸や四角を組み合わせたシンプルな絵でも、子どもに伝われば十分です。

  • 丸や四角のシンプルな絵
  • 番号をつけた順番
  • 必要なときにすぐ描ける手軽さ

わが家でも、手描きの絵で順番を伝えることが多いです。

上手に描くより、すぐに描いて見せることのほうが大切だと感じています。

印刷してカードを作る

よく使う場面は、イラストを印刷してカードにしておくと便利です。

職場でも、公園のお約束などのカードを印刷して作っています。

  • よく使う場面のカード
  • お約束のカード
  • 繰り返し使えるカード

インターネットのイラストを使うときは、利用規約を確認してから使うようにしましょう。

一度作れば何度も使えるので、よく使う場面のカードから作ってみてください。

写真を使って伝える

写真を使うと、実際の場所や物をそのまま見せられるので、子どもにとって分かりやすいことがあります。

スマホで撮った写真なら、その場ですぐに見せられるのも便利なところです。

  • 行き先の写真
  • 実際の物の写真
  • スマホですぐに見せられる手軽さ

絵より写真のほうが分かりやすい子には、写真から始めてみましょう。

子どもが分かりやすい形を選ぶことが、手作りの視覚支援でも一番のポイントです。

視覚支援グッズのよくある質問

視覚支援グッズのよくある質問のバナー画像。視覚支援グッズの疑問にお答えします

ここでは、視覚支援グッズについて、タイムタイマーやラミネーターは買ったほうがいいのか、ホワイトボードの大きさやアプリだけで大丈夫かなど、多くの親が迷いやすい疑問にお答えします。

わが家と職場での経験をもとにお答えするので、道具をそろえるときの判断材料にしてください。

気になる質問から読み進めて、お子さんに合った視覚支援グッズを選ぶ参考にしていただければうれしいです。

タイムタイマーは買ったほうがいい?

タイマーの視覚支援は、まずは無料のアプリから試してみるのがおすすめです。

アプリで効果を感じて、スマホやタブレットを出さずに使いたい場面が増えてきたら、専用のタイムタイマーを検討するとよいでしょう。

職場のように何人もの子どもに見せる場面では、専用のタイマーが見やすくて便利です。

ラミネーターがないとカードは作れない?

ラミネーターがなくても、カードは作れます。

厚紙に印刷したり、カードケースに入れたりするだけでも、ある程度は汚れや破れを防げます。

よく使うカードが増えてきて、長持ちさせたいと感じたら、ラミネーターを検討してみてください。

ホワイトボードはどんな大きさがいい?

ホワイトボードは、使う場面に合わせて大きさを選びましょう。

わが家のように机の上で順番を見せるなら、100均のスタンドタイプくらいの大きさでも十分です。

家族みんなで予定を共有したい場合は、壁に掛けられる大きめのものもよいでしょう。

スマホやタブレットのアプリだけでも大丈夫?

スマホやタブレットのアプリだけでも、タイマーの視覚支援は十分にできます。

わが家も、タイマーはタブレットの無料アプリだけで続けています。

ただし、画面を見ると動画を見たがる子もいるので、使い方は家庭のルールに合わせて決めましょう。

グッズを使っても効果がないときは?

視覚支援グッズを使っても、すぐに効果が出るとは限りません。

わが家でもタイマーを使い始めた頃は意味が分からない様子でしたが、同じ声かけを続けるうちに、3か月ほどで切り替えられるようになりました。

効果が感じられないときは、見せ方やタイミングを変えてみるのもひとつの方法です。

まとめ|身近な物から始めよう

家庭でできる視覚支援グッズのまとめのバナー画像。スタンドに立てたホワイトボードで順番を見せる母親と、指さす男の子のイラスト

視覚支援は、高い専用グッズを買わなくても、100均の物や無料のアプリ、手作りのカードなど、身近な物から始められます。

わが家も、100均のホワイトボードとタブレットの無料アプリを中心に、お金をかけずに視覚支援を続けています。

この記事のポイント
  • 身近な物で始められる視覚支援
  • 100均と無料アプリでのお試し
  • 職場で便利なタイムタイマーとラミネーター
  • 子どもの理解に合わせたグッズ選び
  • 必要な物から少しずつのそろえ方

道具そのものより、子どもに合った見せ方を工夫することが大切です。

まずは身近な物から試して、必要になった物だけを少しずつそろえていけば大丈夫です。

今日からできる視覚支援を、ぜひ気軽に始めてみてくださいね。

わちゃこ

自閉症の息子の診断をきっかけに、子どもに関わる仕事の経験がないまま療育の世界へ飛び込みました。大学で心理学を専攻していたことで得た児童指導員の資格を活かし、今は療育施設で働きながら息子と娘を育てています。私自身もADHDがあり、親子で発達の特性と向き合う毎日です。療育につながるまでの経験と、療育の現場で学んだことをもとに、同じように悩む親御さんに向けて発信しています。医療の専門家ではないため、診断や治療については医師や専門機関にご相談ください。

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