「掃除機の音で泣く」「服のタグを嫌がる」「決まったものしか食べない」など、子どもの感覚の困りごとに悩んでいませんか。
周りから「わがまま」と言われて、どう対応すればいいのか分からなくなることもあるでしょう。
- 大きな音へのパニック
- 着られる服が限られる悩み
- 偏食による栄養面の心配
- 散髪や爪切りのたびの大泣き
- 周りに理解されないつらさ
感覚過敏は本人の努力不足やわがままではなく、感覚の受け取り方の違いによって、刺激を強く感じてしまう状態です。

偏食がひどくて、毎日の食事づくりが本当に大変…。

わが家の息子も偏食が多いんです。成功も失敗も正直にお伝えしますね。
この記事では、療育施設で働きながら自閉症の息子を育てる筆者が、感覚別の対策と家庭でできる工夫を紹介します。
子どもが安心して過ごせるヒントを見つけてみてください。
子どもの感覚過敏の基礎知識

感覚過敏への対策を考える前に、まずは感覚過敏がどのような状態なのかを知っておきましょう。
感覚過敏は自閉症などの発達障害のある子どもに見られることが多い一方で、診断の有無にかかわらず感覚の困りごとを抱える子はいます。
仕組みを知っておくと、子どもの「嫌がる」「泣く」といった行動の理由が理解しやすくなり、対策も立てやすくなるはずです。
感覚過敏の仕組みと表れ方
感覚過敏とは、音や光、肌ざわり、味、においなどの刺激を、周りの人よりも強く感じてしまう状態のことです。
大人にとっては気にならない程度の刺激でも、子どもにとっては「痛い」「怖い」と感じるほどつらいものになっている場合があります。
- 聴覚:大きな音や特定の音への苦手さ
- 触覚:服の素材や人に触られることへの苦手さ
- 味覚・嗅覚:特定の味や食感、においへの苦手さ
- 視覚:まぶしい光やちらつきへの苦手さ
どの感覚にどのくらい過敏さがあるかは子どもによって違い、同じ子どもでも体調や疲れ具合によって変わることがあります。
「今日は大丈夫だったのに」という日があっても、それは珍しいことではないと知っておいてください。
過敏と鈍麻を併せ持つ子ども
感覚過敏の反対に、刺激を感じにくい「感覚鈍麻」という状態もあります。
痛みやけがに気づきにくかったり、強い刺激を自分から求めたりするのが感覚鈍麻の特徴で、同じ子どもの中に過敏と鈍麻の両方が見られることも珍しくありません。


療育の現場でも、自分の大声は平気なのに人の大声には敏感に反応する子や、光の刺激を求めたかと思えば真っ暗な部屋で気持ちを落ち着かせる子を見かけます。
一見矛盾しているように見える行動も、感覚ごと・場面ごとに感じ方が違うと考えると理解しやすくなります。
子どもが何を嫌がり、何を求めているのかを両方の面から観察してみることが大切です。
刺激を求める子に取り入れやすい家庭での遊びは、次の記事で紹介しています。

わがままや好き嫌いとの違い
感覚過敏による「嫌がる」「食べない」は、わがままや単なる好き嫌いとは違います。
本人にとっては我慢すれば済むものではなく、体が強い不快感や不安を感じている状態だからです。
- 叱ってもなかなか変わらない様子
- 特定の刺激に対する毎回同じ反応
- 強い拒否やパニックにつながる反応
無理に我慢させようとすると、その刺激や場面そのものへの恐怖心が強くなってしまうこともあります。
「慣れさせる」より先に「刺激を減らす」ことを意識して、対策を考えていきましょう。
音への感覚過敏と対策

音への感覚過敏は、子どもの感覚の困りごとの中でも周りが気づきやすいもののひとつです。
大きな音や突然の音に耳をふさいだり泣き出したりする様子が見られたら、音の刺激が本人にとってつらいものになっている可能性があります。
ここでは、苦手になりやすい音の例と、イヤーマフの活用や逃げ場づくりなど家庭で取り入れやすい対策を紹介していきます。
苦手になりやすい音の例
音への過敏さがある子どもは、生活の中のさまざまな音をつらく感じることがあります。
特に、大きな音や突然鳴る音、高い音、たくさんの音が混ざり合う環境は苦手になりやすいようです。
- 掃除機やドライヤーの音
- ハンドドライヤーやトイレの流水音
- 赤ちゃんの泣き声や人の大声
- 運動会のピストルや花火の音
- 人が多い場所のざわざわした音
苦手な音に出会うと、耳をふさぐ、その場から逃げ出す、パニックになるなどの反応が見られることがあります。
わが家の息子も掃除機やハンドドライヤーの音が怖いようで、5歳の今もハンドドライヤーは一度も使ったことがありません。

かと思えば、最初は怖がっていたルンバは今では大好きで、動き出すと嬉しそうに近づいていき、ルンバの動画もたくさん見ています。
同じ機械の音でも、子どもによって、また時期によって感じ方は変わるものです。
子どもがどの音にどう反応するかを記録しておくと、対策を考えるときの手がかりになります。
イヤーマフや耳栓の活用
苦手な音への対策として取り入れやすいのが、イヤーマフや耳栓です。
周りの音を小さくすることで、子どもが感じる不快感をやわらげ、安心して過ごせる時間を増やすことができます。
- 子どもの頭に合うサイズ
- 締めつけの少ない軽い付け心地
- 子どもが気に入るデザインや色
- 外出先で使いやすい折りたたみ式
付け心地が苦手な子もいるので、最初は家の中で短い時間から試してみるのがおすすめです。
イヤーマフは苦手な音から身を守るための道具として、子どもが自分で使えるようになると安心感が増すでしょう。
苦手な音の予告と逃げ場づくり
音への対策では、音を小さくすることに加えて、心の準備ができるように予告することも効果的です。
突然の音は特に驚きやすいため、「これから掃除機をかけるよ」と先に伝えるだけでも、子どもの受け止め方が変わることがあります。
- 掃除機やドライヤーを使う前の声かけ
- 苦手な音が鳴る時間帯の予告
- 音から離れられる静かな部屋の用意
- 子どもがいない時間の家事の工夫
苦手な音が避けられない場面では、少し離れた場所に移動できる逃げ場を用意しておくと安心です。
逃げてもいいという安心感があるだけで、音への不安がやわらぐ子もいます。
予告で見通しを持たせる工夫は、次の記事でもくわしく紹介しています。

服や肌ざわりの感覚過敏と対策

服の素材やタグ、人に触られることなど、肌ざわりに関わる感覚過敏に悩む子どもも少なくありません。
毎日の着替えや散髪、爪切りといった避けられない場面で困ることが多いため、本人が感じている不快感を知ったうえで工夫することが大切です。
ここでは、服選びのポイントやタグへの工夫とあわせて、わが家で特に苦労した散髪の体験と工夫を紹介します。
苦手になりやすい服や素材
触覚に過敏さがある子どもは、服の素材や形によって強い不快感を覚えることがあります。
チクチクする素材や体を締めつける服は大人が思う以上につらく感じられ、着替えを嫌がる原因になりやすいのです。
- ウールなどチクチクする素材
- ゴムがきつい靴下やズボン
- 首回りが詰まった服
- 新品の硬い生地
反対に、綿などのやわらかい素材や、何度も洗ってなじんだ服は着やすいと感じる子が多いようです。
子どもが気に入っている服の共通点を探すと、新しい服を選ぶときの参考になります。
タグや縫い目への工夫
服のタグや内側の縫い目が肌に当たる感覚を、とても嫌がる子どももいます。
大人にとっては気にならない小さな刺激でも、一日中続くと集中できなかったり、イライラしたりする原因になるためです。
- タグを根元から切り取る工夫
- タグがプリントされた服の選択
- 縫い目が外側にある服の活用
- 肌着を重ねて刺激をやわらげる工夫
タグを切るときは、切り口が逆にチクチクしないよう、縫い目の近くで丁寧に切るのがポイントです。
小さな工夫の積み重ねが、毎日の着替えのストレスを減らすことにつながります。
散髪や爪切りがつらいときの工夫
散髪や爪切りは、触られる感覚やハサミ・バリカンの音、先の見通しの持てなさが重なるため、感覚過敏のある子どもにとって特につらい場面になりやすいです。
わが家の息子も散髪がとても苦手で、2歳ごろまでは浴室で私か夫が体を押さえ、もう一人が髪を切るというやり方で、毎回2時間ほどかかっていました。

うちも散髪のたびに大泣きで、親のほうが疲れ果ててしまう…。
このままでは散髪そのものに恐怖心を持ってしまうと思い、3歳ごろに発達に特性のある子の散髪に対応してくれる美容院を探しました。
- 2歳ごろまで:自宅の浴室で毎回約2時間
- 3歳ごろ:対応してくれる美容院で2日に分けての散髪
- 現在:美容院で1時間ほどの散髪
苦手な場面ほど、子どもに合わせてくれる専門の場所に頼るのもひとつの方法です。
爪切りも、寝ている間に少しずつ切る、好きな動画を見ながら切るなど、子どもの負担が少ないタイミングを探してみてください。
食べ物の感覚過敏と偏食対策

感覚過敏の中でも、毎日の食事に直結する偏食は、多くの親が頭を悩ませる困りごとです。
食べられるものが限られると栄養面が心配になりますが、偏食の背景には味や食感、見た目への感覚の過敏さが関係していることがあります。
ここでは、わが家の息子の偏食の体験をもとに、うまくいった工夫とうまくいかなかった工夫の両方を正直に紹介します。
偏食の背景にある感覚とこだわり
自閉症などの発達の特性がある子どもの偏食には、感覚の過敏さやこだわりが関係していることがあります。
味や食感、におい、温度などを強く感じてしまうことに加えて、見た目がいつもと違うと不安になるなど、予測のしやすさが影響している場合もあるためです。
- ぬるぬる、ぐにゃっとした食感への苦手さ
- 混ざった料理への抵抗感
- 見た目で中身が分かる食材の拒否
- 初めての食べ物への強い不安
同じ食材でも、調理法や見た目が変わるだけで食べられるようになることもあります。
「なぜ食べないのか」を感覚の視点から考えてみると、工夫のヒントが見つかりやすくなるでしょう。
わが家の息子の苦手な食べ物
わが家の息子は、服についてはあまり気にしないほうですが、苦手な音があるうえに、食べ物は特に苦手なものが多くあります。
特に麺類や野菜全般、混ぜご飯などは、なかなか口にしてくれません。
- 麺類全般
- 野菜全般
- 混ぜご飯
- 見た目で卵が使われていると分かる料理
- アイスやマヨネーズ
- 海老や海藻類
卵は見た目で使われていると分かると食べないため、味だけでなく見た目も大きく影響していると感じています。
保育園では時間はかかるものの苦手な食べ物も口にしているようで、環境によって食べられる範囲が変わることもあるようです。
揚げ物や味噌汁で食べやすくする工夫
わが家で比較的うまくいったのは、揚げ物にする方法と味噌汁に入れる方法です。
揚げ物にすると食感や見た目が変わるためか、そのままでは食べない食材でも口にすることが多くありました。

野菜は味噌汁に入れると食べることがあるので、今は野菜を味噌汁の具にするようにしています。
子どもが食べ慣れている料理に苦手な食材を少しずつ取り入れると、食べられるものが広がるきっかけになります。
偏食への工夫と失敗談は、次の記事でさらにくわしくまとめました。

うまくいかなかった工夫と注意点
一方で、試してみたもののうまくいかなかった工夫もあります。
麺類は細かく刻めば食べるかもしれないと思って試しましたが、刻んでも食べてくれませんでした。
- 刻んでも食べなかった麺類
- 頼りすぎると栄養が偏りやすい揚げ物
揚げ物は食べてくれるからといって頼りすぎると、油や塩分のとりすぎなど健康面が気になるところです。
工夫はひとつに頼らず、いくつかの方法を組み合わせることを意識するようにしています。
栄養が心配なときの相談先
偏食が続いて体重が増えない、元気がないなど栄養面が心配なときは、ひとりで悩まずに専門家に相談しましょう。
かかりつけの小児科や保健センターの栄養相談では、成長の様子を確認したうえで、食事の工夫についてアドバイスをもらえることがあります。
- かかりつけの小児科
- 保健センターの栄養相談
- 療育施設の職員への相談
偏食が極端に強い場合には、医療機関で専門的な支援を受けられることもあります。
食べられるものがあるうちは、無理に食べさせるより食事を嫌いにならないことを大切にしてみてください。
光やにおいの感覚過敏と対策

光やにおいへの感覚過敏は周りから気づかれにくく、本人だけがつらさを抱えていることも多い困りごとです。
まぶしさで目を細める、特定のにおいで気分が悪くなるといった様子があれば、光やにおいの刺激がつらいサインかもしれません。
ここでは、家庭や外出先で取り入れやすい光とにおいへの工夫と、気持ちを落ち着けられる場所づくりを紹介します。
まぶしさや光への工夫
視覚に過敏さがある子どもは、強い日差しや蛍光灯の明るさ、光のちらつきをつらく感じることがあります。
まぶしさが続くと目が疲れやすく、落ち着かなくなったり集中しにくくなったりする原因にもなるためです。
- 帽子やサングラスの活用
- 明るさを調整できる照明の使用
- カーテンで日差しを調整する工夫
- テレビや画面の明るさの調整
子ども用のサングラスは、紫外線対策にもなるので取り入れやすい道具のひとつです。
明るさを少し落とすだけで落ち着いて過ごせる子もいるので、家の中の照明から見直してみてください。
においへの工夫
嗅覚に過敏さがある子どもは、食べ物や洗剤、香水などのにおいを強く感じて、気分が悪くなってしまうことがあります。
においは目に見えないため周りに理解されにくく、「なぜ嫌がるのか分からない」と思われやすいのが難しいところです。
- 無香料の洗剤や柔軟剤の使用
- 調理中の換気の工夫
- 苦手なにおいの場所から離れられる準備
- 好きな香りのハンカチの持ち歩き
好きな香りは気持ちを落ち着けるのに役立つこともあるので、苦手なにおいを避けるだけでなく、安心できる香りも探してみましょう。
においへの反応は我慢で慣れるものではないと考えて、できる範囲で環境を整えてあげてください。
気持ちを落ち着ける場所づくり
感覚の刺激が多すぎて疲れてしまったときのために、気持ちを落ち着けられる場所を用意しておくと安心です。
刺激の少ない静かな場所で過ごすことで、高ぶった気持ちがしずまり、子どもが自分を取り戻しやすくなります。
- 部屋の一角の小さなテント
- 暗めの照明の静かなスペース
- お気に入りのクッションや毛布
療育の現場でも、刺激を求めて動き回った後に、暗い部屋で気持ちを落ち着かせる子どもを見かけます。
「疲れたらここに行けばいい」と子どもが分かっている場所があるだけで、感覚の困りごとへの不安はやわらぐはずです。
園や外出先でできる対策

家庭での対策に慣れてきたら、保育園や外出先など家の外でも子どもが過ごしやすくなる工夫を考えてみましょう。
家の外では刺激をコントロールしにくい分、事前の準備と周りの人との情報共有が子どもにとっても親にとっても大きな助けになります。

ここでは、園の先生との連携や外出前の準備、外食のときの工夫を、わが家の体験もまじえながら具体的に紹介します。
園の先生との情報共有
保育園や幼稚園で過ごしやすくするためには、子どもの感覚の特徴を先生と共有しておくことが大切です。
苦手な刺激や家庭でうまくいっている対策を伝えておくと、園でも同じように配慮してもらいやすくなるためです。
- 苦手な音や食べ物、素材
- パニックになりやすい場面
- 家庭でうまくいっている対策
- 落ち着くための方法
息子の場合、保育園では苦手な食べ物も時間をかけて食べているようで、家庭とは違う姿を教えてもらえることもあります。
家庭と園で情報を行き来させることで、子どもの新しい一面や、どちらにも役立つ工夫が見つかるでしょう。
外出前の準備と持ち物
外出先では予想外の刺激に出会うことが多いため、事前の準備が安心につながります。
行き先の混雑状況や音の大きさを調べておいたり、苦手な刺激に備えた持ち物を用意したりしておくと、困ったときに慌てずに済みます。
- イヤーマフや帽子などの感覚対策グッズ
- 食べ慣れたおやつや軽食
- 気持ちを落ち着けるお気に入りのおもちゃ
- 肌ざわりのよい替えの服
混雑する時間帯を避ける、休憩できる場所を先に確認しておくなど、予定の立て方を工夫するのも効果的です。
疲れる前に休む・帰るという選択肢を持っておくと、外出そのものへの不安も減っていくでしょう。
自閉症の子とのお出かけで困る場面と工夫は、次の記事にまとめています。

外食での食べ物の工夫
偏食がある子どもとの外食では、食べられるメニューがあるかどうかが大きな心配ごとになります。
わが家も外出先では、息子が比較的食べやすい揚げ物のメニューに頼ることが多くなっています。
- 食べられるメニューの事前確認
- 食べ慣れた軽食の持参
- 空いている時間帯の利用
外食のときは栄養バランスを完璧にしようとせず、家での食事で少しずつ調整するくらいの気持ちで大丈夫です。
外食は「楽しく食べられたら合格」と考えると、親の気持ちも楽になります。
子どもの感覚過敏のよくある質問

ここでは、子どもの感覚過敏について多くの親が抱きやすい疑問に、療育施設で働く立場と、自閉症の子を育てる親の立場の両方からお答えします。
感覚の感じ方は一人ひとり違うため、気になることがあれば専門家にも相談するようにしてください。
すべてを読む必要はないので、気になる質問から読み進めて、わが子に合った対策を考えるヒントにしてみてください。
感覚過敏は成長とともに変化する?
感覚過敏の表れ方は、成長とともに変化することがあります。
年齢が上がって自分で対処する方法を身につけたり、苦手な刺激を言葉で伝えられるようになったりすると、困りごとが軽くなるケースもあるといわれています。
一方で大人になっても続く場合もあるため、無理に慣れさせるより、上手に付き合う方法を一緒に探していくことが大切です。
感覚過敏があれば発達障害?
感覚過敏があるからといって、必ずしも発達障害があるわけではありません。
感覚過敏は自閉スペクトラム症などの発達障害のある子どもに見られることが多い特徴ですが、発達障害の診断がなくても感覚の困りごとを抱える子はいます。
日常生活で困ることが多い場合は、保健センターや発達相談などで専門家に相談してみましょう。
イヤーマフを使い始める目安
イヤーマフは、子どもの頭の大きさに合う製品であれば、小さいころから使えるものが多くあります。
対象年齢は製品によって異なるため、購入前に対象年齢やサイズを確認するようにしましょう。
付け心地を嫌がる場合は無理に付けさせず、好きな遊びの時間に少しずつ試してみるのがおすすめです。
苦手な食べ物は無理に食べさせるべき?
苦手な食べ物を無理に食べさせることは、おすすめできません。
無理強いすると食事の時間そのものが嫌いになったり、その食べ物への拒否感がさらに強くなったりすることがあるからです。
食卓に少しだけ並べておく、ひと口だけ試してみるなど、子どものペースに合わせて少しずつ慣れていくのを待ちましょう。
療育で感覚過敏の相談はできる?
療育施設では、感覚過敏についての相談ができることが多くあります。
作業療法士などの専門職が在籍している施設では、感覚の特徴に合わせた遊びや環境の工夫を一緒に考えてもらえることもあります。
療育施設の選び方については、次の記事でくわしく紹介しているので参考にしてください。

家族に理解してもらえないときの対処法
家族に感覚過敏を理解してもらえないときは、具体的な場面や子どもの反応を伝えてみましょう。
「わがまま」ではなく「刺激が強すぎてつらい状態」であることを、大人の身近な例に置き換えて説明すると伝わりやすくなります。
たとえば「黒板を爪でひっかく音が一日中聞こえているような感じ」と伝えると、つらさをイメージしてもらいやすいでしょう。
まとめ|感覚に寄り添う工夫

子どもの感覚過敏は、わがままや好き嫌いではなく、感覚の受け取り方の違いによって刺激をつらく感じている状態です。
音や服、食べ物、光、においなど、子どもが何に困っているのかを知ることが、対策の第一歩になります。
- 過敏と鈍麻を併せ持つ子どもの存在
- イヤーマフや予告による音への対策
- タグや散髪など肌ざわりへの工夫
- 調理法や見た目を変える偏食への工夫
- 園や外出先での事前の準備と共有
まずは今日、子どもが嫌がる場面とそのときの様子をメモしてみることから始めてみませんか。
困りごとの理由が見えてくると、子どもに合った工夫がきっと見つかるはずです。
親子で少しでも安心して過ごせる時間が増えることを、心から願っています。



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